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ベンゼンやNOxなどの有害環境汚染物質は小規模の発生源から大気へ放出され,大形の処理装置では非効率となるため,小型で可搬な装置が要望されています。
プラズマ状態とは電気的に中性な気体から解離したイオンと電子の集団がランダムに存在する物理状態を指し,化学的に安定な物質でも容易に活性化することができます。特に,非平衡プラズマでは気体の温度を上げずに電子温度だけを10,000℃にも上げることができ,エネルギー消費の少ない新規な小型装置として期待されています。
本研究では,非平衡プラズマ状態で環境汚染物質を分解する技術開発を目指して,トリクロロエチレンやベンゼンなどの有害大気汚染物質(HAPs),窒素酸化物,フロンなどの有機フツ素化合物について,汚染物質の分解性能,微量副生物の分析,反応メカニズムの解明,プラズマ分解の装置開発などに取り組んでいます。
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プラズマ反応装置の断面図
(a. バリアー放電型、及び、b. パルス放電型) |