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| 工業技術院資源環境技術総合研究所と財団法人石炭利用総合センター(CCUJ)は、共同研究の過程で、石炭から高効率で水素を製造する革新的なプロセスを開発した(Hydrogen Production by Reaction Integrated Novel Gasification process:革新的水素製造法)。石炭と水を密閉容器内に閉じこめて反応させ、生成した水素の分離方法を工夫することで80%以上が水素、残りの20%もメタンというガス組成が得られた。 また、石炭1gから生成するガスの量は2〜3リットルで、石炭中の全炭素が水と反応して出来る理論量とほほ等しくなっている。このように従来発表されている石炭の分解による水素製造プロセスの10倍程度という大量の水素を製造することが可能な画期的なプロセスと言える。また、水素を生成する際に副生する二酸化炭素は生成ガスとは完全に分離され高濃縮された形で回収されるため、地球温暖化ガス排出抑制の観点からも画期的な技術と言える。 また、このプロセスは石炭以外の有機物にも適用可能である。例えば、最近問題となっているプラスチックを始めとするあらゆる可燃性廃棄物の処理に適用できる。現在は、焼却によって廃棄物中の窒素、塩素、硫黄が酸化物や、ダイオキシンとなり問題となっているが、本プロセスにおける生成物の分離方法は、同時に有害元素を無害な形で取り除くため、有害物質の生成はいっさい認められなかった。 今後は、数年先に実用プロセスを開発することを目標に資源環境技術総合研究所と(財)石炭利用総合センターで共同研究を行い、基礎試験等を実施する予定。 なお、本研究は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のフェローシップとして(財)石炭利用総合センターに出向し、資源環境技術総合研究所で共同研究を行っていた研究者と資源環境技術総合研究所の研究員により開発されたものである。 |

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