| 10:00-10:05 |
開会の挨拶 |
資源環境技術総合研究所長 厨川 道雄 |
| 10:05-10:30 |
「資源環境技術総合研究所におけるリサイクル研究」 |
素材資源部 素材プロセス研究室長 四元 弘毅 |
| 循環型社会を実現するための重要なキーワードは、廃棄物の減量化(リデュース)、製品・部品の再利用(リユース)、素材のリサイクルの3つである。当所では、これら3つのキーワードに伴う技術的課題を解決するために必要な要素技術や評価技術の研究開発を行っている。ここでは、廃棄物の循環システム構築における当所の研究開発の位置づけや、循環型社会実現に向けて当所が果たすべき役割について考察する。 |
| 10:30-11:00 |
「資源循環プロセスを評価する」 |
素材資源部 素材物性研究室主任研究官 大矢 仁史 |
| リサイクルが地球環境にとって重要であるといわれているが、その定量的な評価を行うことは非常に難しいことが多い。もっとも一般的に用いられるその評価法としては、ライフサイクルアセスメント(LCA)があげられる。ここでは、廃家電製品、食品容器、ビデオテープのリサイクル等をLCA評価した例について解説する。また、熱力学で用いるエクセルギーを使って、リサイクルシステムのエクセルギー減少量から環境負荷を試算する方法についても紹介する。。 |
| 11:00-12:00 |
[特別講演]
「都市ごみリサイクルとその技術・仕組みについて」 |
北海道大学大学院工学研究科教授 田中 信寿 |
| 都市ごみ全体で循環型社会をどのように実現していくかについて、当面、図るべき目標を示しながら、その課題、展望について述べる。続いて、厨芥の資源化、RDF化、溶融スラグ化、熱利用などについて、その技術や社会システムの概要を示した後、最近、特に取り組んでいる粗大ごみ処理における問題点、解決のためのシステム、及び技術開発について述べる。 |
| 12:00-13:00 |
昼休み |
| 13:00-13:50 |
[特別講演]
「家電リサイクル法と家電業界の現状と将来」 |
(財)家電製品協会 環境部長 貴島 康智 |
| 家電製品で文化的生活を目指してきた日本の家電産業界は、2001年4月に施行される「家電リサイクル法」を通じ、個々の企業が使用済み製品を引き取り、その素材の再商品化を一定量以上行う循環型の企業に転換しようとしている。本講演では、これまでの各種取組み、新時代を目指した技術・社会システムづくりの準備状況、課題や変化するであろう産業構造等について紹介する。 |
| 13:50-14:20 |
「リサイクル・リユースのための判別技術」 |
素材資源部 素材物性研究室長 遠藤 茂寿 |
| 廃棄物処理・循環において、再利用を目的とした素材や部品の材質・特性の判別は、再資源化プロセスの低環境負荷化に対し重要な役割を果たす。本講演では、色選別をはじめ、画像処理,赤外光吸収スペクトルを利用した識別システム、さらに、各種の物理情報の組み合わせて物質を高度に判定するシステムなど、現在開発されている各種の判別・識別技術の特徴を紹介する。また、超音波を利用した素材劣化性の判定技術について述べる。 |
| 14:20-14:50 |
「エアテーブルによるポリ塩化ビニルの分離」 |
素材資源部 素材プロセス研究室主任研究官 大井 英節 |
| 一般廃棄物中のプラスチックフィルム混合物に5〜7%混入するポリ塩化ビニル(PVC)フィルムを、エアテーブルにより乾式分離する方法について述べる。エアテーブルは直線往復振動している傾斜デッキと上昇空気流の作用で、分離対象物の密度、大きさ、形状の差を利用してその構成成分に分離する装置である。本講演では、エアテーブルのデッキ振動数、傾斜角、空気流速と、PVCの分離成績との関係を中心に紹介する。 |
| 14:50-15:10 |
休憩 |
| 15:10-16:00 |
特別講演
「自動車シュレッダーダストの減容、乾留実証プラント」 |
(社)日本自動車工業会 減容乾留W/G主査
トヨタ自動車(株) 環境部 担当課長 飯田 修司 |
寿命を終了した自動車は解体段階で部品を取り外した後、シュレッダーマシンで破砕し金属類を回収する。最終的には初期重量の75〜80%がリサイクルされ、残りがシュレッダーダストとして埋め立て処分されている。
日本自動車工業会では10トン/h規模の実証プラントを作り、このシュレッダーダストのリサイクル技術開発を1996年度から今年度まで実施してきた。現在、最終まとめの段階であるが、その成果の一端を紹介する。 |
| 16:00-16:30 |
「プラスチックのケミカルリサイクル」 |
| エネルギー資源部主任研究官 佐藤 芳樹 |
| 当所では、溶剤から水素を供給することによって塩素などの効果的な除去と高品質な液体生成物の製造を目的とした液相分解法によるケミカルリサイクル研究を行っている。本講演では、廃プラスチックを一般プラスチックと工業用合成樹脂とに分類し、その構造と反応性の違いを考察した後、液相分解法による生成物収率およびその性状などについて述べる。特に、これまで油化・リサイクルが不可能と考えられていた熱硬化性樹脂についての分解・油化およびモノマーへのケミカルリサイクルの可能性について紹介する。 |
| 16:30-17:00 |
「金属リサイクルのための精製・素材化技術」 |
| 素材資源部レアメタル系素材研究室長 小林 幹男 |
| 金属のリサイクルは今後ますます重要となっていく。そのための当面の目標として、複雑な組成を有する、あるいは劣化を受け変性した、使用済み素材をも、効率よく再生し、再び付加価値の高い素材として供給するための技術の確立が必要であり、金属多成分系からの個々の金属への精製・素材化工程の高効率化が必要である。さらに、より長期的な目標である、使用済み素材自体の組成をできるだけ簡素にするようなシステムの構築を目指す。 |
| 17:00-17:05 |
閉会の挨拶 |
| 資源環境技術総合研究所次長
水野 建樹 |