National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) This page is a page of the former research institute. We stopped updating on March 31.2001.
E-mail to webmaster (Japanese) E-mail to webmaster (English)
資源環境技術総合研究所 ホームページへ

NIREニュ−ス

1999年5月


日本エネルギー学会進歩賞(技術部門)

【受賞者】
 熱エネルギー利用技術部 燃焼工学研究室 宮寺達雄
 株式会社リケン 吉田清英,角屋 聡

【対 象】
 銀/アルミナ系触媒を用いたエタノールによる高性能NOx除去法の研究

【概 要】
 ディーゼル排ガス等,酸素が過剰に残存するガス中の窒素酸化物を炭化水素やアルコール類を用いて選択的に除去するための触媒及び排ガス浄化システムに関する研究を行い,以下のような成果を挙げた。

 (1)ゼオライト系触媒が水分存在下で活性が著しく低下するのに対して,アルミナに銀を担持した触媒がエタノール等の含酸素化合物を還元剤に用いると水分存在下でも著しく高いNOx還元性能を発揮することを発見した。

 (2)銀/アルミナ触媒を用いて含酸素化合物でNOxを選択還元した場合,窒素の他にNH3,HCN,CH3CN等の含窒素化合物が副生することを明らかにした。さらに,副生含窒素化合物とNOxを反応させたり,残存有害物質を完全に除去するための触媒成分を検討し,複合触媒システムを開発した。

 (3)実排ガスを用いて触媒の耐久試験を実施し,エンジンオイル中のアッシュ成分が触媒の活性に大きな影響を与えることを明らかにするとともに,その影響を低減するための触媒の改良を行い,A重油を燃料としたディーゼルエンジン排ガスでも5千時間以上の耐久性を有することを実証した。


ニュース目次へ戻る


National Institute for Resources and Environment